「TO-Y(トーイ)」上條敦士 [上條敦士]
1985〜87年週刊少年サンデー掲載。
TO-Y(トーイ)こと、藤井冬威(高校生)が主人公。
パンクロックバンドのボーカルで、天性の音楽センスとルックスを持ち合わせている。
デビューするも、本来やりたかった音楽性は否定され、
アイドルのように扱われたり、スキャンダルばかりが先行して・・・
テーマはシリアスな音楽青春ストーリー
個性豊かなでスタイリッシュな登場人物が当時のリアルな新宿、渋谷、池袋を闊歩し、
バンドブームの色々なエピソードになぞられていて、わたし自身のテリトリーともリンクしていたため、
時代や自分たちの生きる街角が、重なって、昨日わたしが座っていたガードレールに、マンガの中でTO-Yが座っている。みたいな・・・
それまでのマンガではリアルな街の風景をそのまま使う事はあまりなかったように思う。
スティーブンキングの手法というのか?
実際あるブランド名を出したり、実際ある店やビルが描かれていたり・・・そういう事で、その中に自分自身が入り込める新しいやり方だった気がします。
今は割と当たり前に使われる手法ですけどね。
もうひとつ、
このマンガの輝きを放つポイントは、所々にちりばめられたナンセンスギャグだ。
電車の中で読んでると、つい吹き出し、恥ずかしい思いを何度したことか!
まず、TO-Yのライバル役の哀川陽司は、あきらかに吉川晃司をモチーフにしていて、
バリバリにカッコつけてる彼を、冷やかして、揚げ足をとっているようにさえ、
思えるほどの描きっぷりなのだ。(のちに作者と吉川晃司は仲良くなって、アルバムのジャケットのイラストを依頼してるので、吉川晃司って器でかいなと思う)
とにかく、TO-Yと陽司のやりとりがもうおかしくっておかしくて。
他、
TO-Yのおっかけのニアは、吉川晃司の映画「テイク・イット・イージー」のつみきみほがモチーフかな?と思われるボーイッシュな女の子。
TO-Yのいとこでぶりっこアイドルの園子は、本名はヒデローという。男みたいな名前だ。
アイドルしてる時とメイクやキャラががらりと変わってしまうので、TO-Yと一緒にいてもアイドルの園子だとは気がつかれなかったりする。TO-Yとヒデローは恋人同士。
TO-Yにつきまとうニアをうざがっているが、ヒデローとニアはいいコンビだったりもする。
昔のバンドメンバーなど、登場人物は個性派ぞろい。
この作者の描く女性キャラはTO-Yに代表される男性キャラに比べて、美しく繊細に描写されていて、魅力的だ。後で聞いた所に寄ると、女性キャラだけ、違う人が描いているとのこと。優秀なアシスタントという話もあったが、二人で上條敦士という話も聞いたことがある。
しかし、このコミックを全巻所有していたはずだが、現在は行方不明。
大学時代、友人同士でマンガを貸し借りし、その内どっかへ行ってしまったのだ。
そういうわたしは誰のだかわからない杉浦日向子のマンガが手元にある・・・これ返すから、「TO-Y(トーイ)」を返してくれ! そうそう、今思い出したが、「風呂上がりの夜空に」という大好きなマンガも行方不明だ。誰か〜かえして〜
TO-Y(トーイ)こと、藤井冬威(高校生)が主人公。
パンクロックバンドのボーカルで、天性の音楽センスとルックスを持ち合わせている。
デビューするも、本来やりたかった音楽性は否定され、
アイドルのように扱われたり、スキャンダルばかりが先行して・・・
テーマはシリアスな音楽青春ストーリー
個性豊かなでスタイリッシュな登場人物が当時のリアルな新宿、渋谷、池袋を闊歩し、
バンドブームの色々なエピソードになぞられていて、わたし自身のテリトリーともリンクしていたため、
時代や自分たちの生きる街角が、重なって、昨日わたしが座っていたガードレールに、マンガの中でTO-Yが座っている。みたいな・・・
それまでのマンガではリアルな街の風景をそのまま使う事はあまりなかったように思う。
スティーブンキングの手法というのか?
実際あるブランド名を出したり、実際ある店やビルが描かれていたり・・・そういう事で、その中に自分自身が入り込める新しいやり方だった気がします。
今は割と当たり前に使われる手法ですけどね。
もうひとつ、
このマンガの輝きを放つポイントは、所々にちりばめられたナンセンスギャグだ。
電車の中で読んでると、つい吹き出し、恥ずかしい思いを何度したことか!
まず、TO-Yのライバル役の哀川陽司は、あきらかに吉川晃司をモチーフにしていて、
バリバリにカッコつけてる彼を、冷やかして、揚げ足をとっているようにさえ、
思えるほどの描きっぷりなのだ。(のちに作者と吉川晃司は仲良くなって、アルバムのジャケットのイラストを依頼してるので、吉川晃司って器でかいなと思う)
とにかく、TO-Yと陽司のやりとりがもうおかしくっておかしくて。
他、
TO-Yのおっかけのニアは、吉川晃司の映画「テイク・イット・イージー」のつみきみほがモチーフかな?と思われるボーイッシュな女の子。
TO-Yのいとこでぶりっこアイドルの園子は、本名はヒデローという。男みたいな名前だ。
アイドルしてる時とメイクやキャラががらりと変わってしまうので、TO-Yと一緒にいてもアイドルの園子だとは気がつかれなかったりする。TO-Yとヒデローは恋人同士。
TO-Yにつきまとうニアをうざがっているが、ヒデローとニアはいいコンビだったりもする。
昔のバンドメンバーなど、登場人物は個性派ぞろい。
この作者の描く女性キャラはTO-Yに代表される男性キャラに比べて、美しく繊細に描写されていて、魅力的だ。後で聞いた所に寄ると、女性キャラだけ、違う人が描いているとのこと。優秀なアシスタントという話もあったが、二人で上條敦士という話も聞いたことがある。
しかし、このコミックを全巻所有していたはずだが、現在は行方不明。
大学時代、友人同士でマンガを貸し借りし、その内どっかへ行ってしまったのだ。
そういうわたしは誰のだかわからない杉浦日向子のマンガが手元にある・・・これ返すから、「TO-Y(トーイ)」を返してくれ! そうそう、今思い出したが、「風呂上がりの夜空に」という大好きなマンガも行方不明だ。誰か〜かえして〜
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