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プチフラワー 小学館 [マンガ雑誌]

今現在はコミックスの購入が中心ですが、
以前は漫画雑誌を購読していた時代もありました。
思い出してみると様々なマンガ雑誌を読んできたな〜と。

当時も現在もこれ以上のマンガ雑誌は無かったなと思うベスト

プチフラワー

小学館で出版された少女漫画誌(対象は中高生以上、否もっと上かな?内容的には・・・自分は高校生だったけど)。創刊は1980年で、隔月刊だったが、1084〜87年の間だけ、月刊誌となった。現在は月刊フラワーズに引き継がれている。

わたしが購読していたのはこの月刊誌時代(1984〜88年)の少し前から読み始め、隔月刊に戻って購読をやめました。
プチフラワーの全盛時代をバッチリ読んだことになります。
実は30歳位まで、このプチフラワーを一冊残らず雑誌の形で保存していたのですが、あまりのかさばりように、我慢出来ず処分。
貴重品だったのに。今なら高く売れたかも・・・と非常に後悔しております。泣

執筆陣は
竹宮恵子「風と木の詩」、萩尾望都「メッシュ」、吉田秋生「河よりも長くゆるやかに」、木原敏江「とりかえばや異聞」「鵺」、山岸涼子「ダフネー」「キメィラ」、佐藤史生「夢見る惑星」「ワン・ゼロ」、岡野玲子「ファンシーダンス」、森川久美「南京路に花吹雪」、秋里和国「眠れる森の美男」、ささやななえ「化粧曼荼羅」、夢野一子、名香智子、大島弓子、波津彬子、森脇真末美、倉多江美、坂田靖子などなど

ちょっとあげただけでも、少女マンガファンには鼻血ものです。
吉田秋生が表紙を飾った回数も半端無いし、あ〜あやっぱとっとけばよかったな〜。[もうやだ~(悲しい顔)]

この執筆陣なので、普通の少女マンガ(単純なラブコメ)は全くなかった。
従来の少女マンガの内容とは逸脱したものが中心でした。わたしって昔っから屈折してたのね〜うん十年たった今もあんまり変わってないわ。
同性愛を扱ったもの、不思議な話、歴史物、SF、ホラーと色々あって、しっかりしたストーリーのものが多かったしレベルもこの時代では最強だったと思います。
しかし、その割に自分の周りにはこの雑誌を購読している人間が少なく、今思うと,高校生はもっとお気楽で軽いものを好んでいたのかもしれないですね。わたしが当時思っていたより対象年齢は上だったのかもしれませんね。

「ファンシーダンス」なんて、現代の修行僧の話だし、「ワン・ゼロ」はコンピューターと宗教の話、木原敏江のこの頃の作品は現在宝塚の舞台の原作になっている、「南京路に花吹雪」は歴史物だし・・・あの時代としては視点が新しかったと思います。
「ワン・ゼロ」なんて、現代のいろいろな状況を予言しているような事物も出て来て、すごいなと思います。この作品については、またいづれ・・・




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